こんにちは! みなさん! スラ・太郎です。

行政機関が税滞納者から差押えたものを、
ネット上で売買する「官公庁オークション」で、
スラ・太郎がお宝を購入するこの企画。
軍資金は1000円。

前回の記事では、
「官公庁オークション」で1000円で購入できる商品についてお伝えしました。

それはもう、
『あなたのドラゴン、差押えます ~アラサー公務員の異世界徴税~』
(著:飛野 猶/KADOKAWA)
で差押えられたドラゴンのような、
お宝ばかりでしたね!

そこで紹介した、
プロジェクター、三球儀、三連鉄棒、紙芝居。
スラ・太郎はこの中からゲットするものを選ぶことに決めました。

いったいどれを落札するのでしょうか。(他人事)

スラ太郎よ、オークションに参加するのだ

スラ太郎は、やはりこの四つの中なら、
消去法で三連鉄棒が欲しいです。
本当に欲しかったドラゴンを思い出させてくれる大きさだからです。
ドラゴン欲しかった……。

さて、入札してささっと落札しようと思ったところ(他に誰も買わないだろ)、
問題が。

なんと、落札するためには、関係書類が必要とのこと。

ポイント1
官公庁オークションでは、出品者の各自治体へ書類提出が必要

入札までの道のりを解説しましょう。

官公庁オークションに参加する際には、
誰もがインターネット上にある出品リストを見るでしょう。

しかし、ここに罠が。
ネット上に載っているのはあくまでも“リスト”であり、
ここで落札できるというわけではないんです。

登録をして、各自治体に書類を提出して、
初めてオークションに参加することができるということのようです。

その時に必要なのが、免許証、住民票、印鑑証明証、
入札のための申請書類、の4つ。
これらを用意しないと、オークションに参加をすることができません。

『あなたのドラゴン、差押えます』でも、
主人公の佐久間が異世界での書類作業、大変そうでした。

やはりどの世界でも、
役所と書類は切っても切り離せないようです。

スラ・太郎は、印鑑証明が用意できるか怪しい。
なぜスライムが免許証、住民票は用意できるかって?
そこは察してください。

閑話休題。
印鑑証明が用意できないスラ・太郎は、
どうすればいいか考えました。

そうだ。代わりに誰かに依頼しよう。

スラ・たろうはしょうかんまほう「しゃちょう」をとなえた

印鑑証明を用意できないスラ・太郎は、
誰か代わりにやってくれないか考えました。

そもそもスライムが、
役所に書類を提出しようなんてことに無理があったんです。

もっと日本社会に馴染んでいて、
できれば信用がある知り合い……

そこでスラ・太郎は、
お世話になっているWEB企業の社長(馬主)さんに、
協力を要請しました。

馬主……せっかくならドラゴン買えばいいのに。
なんてことはお世話になる方に対して言えません。

でもせっかくなら空を飛ぶドラゴンに乗ってみたくないですか?
佐久間はドラゴンの背中の上から、異世界の美しい景色を……!
ちなみにその景色を描いているのは、イラストレーターのtoi8さん。
素晴らしい景色です。

つい三連鉄棒なんかよりドラゴンに思いを馳せてしまいますが、
話を戻しましょう。

社長さん(馬主さん)にお願いをした。その結果、この通り!


知り合いの社長(馬主)さんは、無茶なお願いにもかかわらず快諾し、
全ての書類を用意してくれました。

社長バンザイ!

ポイント2
落札したものは、基本的には現地に行って回収する

社長(馬主)さんに依頼したかいがありました。
これで、無事ゲットできるぜ。と思ったところまた問題が。

社「スラ・太郎くん、三連鉄棒をどうやって持ち運ぶ予定なの」
ス「持ち運ぶ? そういうのって、郵送してくれるんじゃないですか」
社「世間知らずもいい加減にしなさい! 現地に行って回収ですよ!」
ス「なんですと!」

実は官公庁オークションでは、
落札した後の回収方法がネックになることが多いみたいなのです。

例えば今回の三連鉄棒も、現地まで行って回収。
しかも、回収する際の費用は自己負担。










なんだよ鉄棒の回収って……。
回収するもんじゃないだろ鉄棒って……。

つまり、あれを解体するってこと?
ついにドラゴンの出番か?

いや、ここは日本でした。
ということは特殊車輌の出番かな? あれ?
これって1000円では収まりきらないよね~。

ということで、三連鉄棒は断念しました。
ドラゴンを手に入れたら、三連鉄棒を落札することにしよう。

『あなたのドラゴン、差押えます』の古竜・エパは、
解体、回収、一手に担ってくれます。

いやちがった。ドラゴン手に入れたら三連鉄棒なんていらないんだった。

ポイント3
現実的に落札できるものを落札しよう

ということで、現実的に落札できるものを、
オークションで落とすことにしました。

今回は、一番楽そうな紙芝居を選びました。雑か。










紙芝居が、世知辛い現世で擦り減ったスラ・太郎の心を癒してくれるだろう。

ということで、社長(馬主)さんに、
紙芝居を落札してもらうことにしました。

社「紙芝居も、現地で回収することが条件らしいけど、どうするの?」
ス「え? 紙芝居くらいなら送ってくれないんですか?」
社「現地回収が基本らしいよ。
  とりあえず交渉して、送ってもらえないか聞いてみるよ」

その結果、郵送してもらうことになりました。

さすが社長。コミュニケーション能力と交渉力がぱねぇ。

しかし、着払いでの郵送になるため、
1000円で落札しても、送料はかかるようです。

まあその程度は誤差の範囲ということで。

ポイント4
スケジュールが結構かかる!

ス「それで、いつ届くんですか、紙芝居は? 明日ですか?」
社「馬鹿言うんじゃないよ。早くてもクリスマスくらいだよ」
ス「え? そんなに?」

官公庁オークションは、
入札から落札までかなりの時間を要します。
そのため、明日にでもすぐに紙芝居をしたいという人には、
おすすめできません。

かなりの長期プロジェクトになることだけは覚えておきましょう。


差押え品や、納税、徴税、債権回収についてさらに詳しく知りたい人は、
『あなたのドラゴン、差押えます ~アラサー公務員の異世界徴税~』
(著:飛野 猶/KADOKAWA)を読みましょう。

実は著者の飛野猶さんは元徴税官。
作中のコラムでは、日本での納税・差押え・債権回収事情について書いてあります。
これぞ「L-エンタメ小説」!

お楽しみはこれからだ!

ライタープロフィール
聖武(ひじり・たけし)

競馬と野球と美女が大好きで仕方がない、陽気なおじさん。
独身。元電気機器メーカー勤務。現在は自称“さすらいのエンタメおじさんライター”として活動している。熱狂的な声優ファンで、応援している声優さんのライブがある時は、いかなる手を使ってでも参加する。最近は、異世界での「スラ・太郎」という名前を名乗り執筆することが多い
twiterアカウント @hijiri_1224


ライター 聖武

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