発売前の本の読書会!? 『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい ~東雲理子は哲学で謎を解き明かす~』を語ろうの会に潜入取材を試みた! ~前編~
もしも発売前に気になるあの作品が読めるのなら
こんにちは! みなさん!
みなさんは、出版前の本を読んだことがありますか?
「発売前の書籍を読める? そんなこと無理でしょ~」
と思っている方が多くいると思います。
たしかに発売前の本の内容は、出版社がしっかりと管理して、
読者の目にふれないようにされています。
でも、もしも出版前の本が読めたら。
その内容を、人に話したくなるんじゃないでしょうか?
発売前の本を読んで、それについて人と話し、誰かにお勧めしてみる。
そんな試みが、先日行われました。
発売前の作品を読んだ参加者が集まり、
思ったことを話し合って、さらに誰かにお勧めする会です。
平たく言えば読書会。でも、扱う作品は出版前のもの。
そんなイベントを開催するのであれば、
スラ・太郎が行かないわけにはいきません。
どのようなイベントになったのでしょうか?
スラ太郎が潜入取材をするよ〜
今回参加した読書会で取り上げた作品はこちら。

3月20日に発売された、
『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい ~東雲理子は哲学で謎を解き明かす~』(著:草野 なつめ/KADOKAWA)です。
哲学を専攻している大学院生の東雲理子が、
大学院の教員である大道寺哲の助けを借りながら、
平凡な毎日のちょっとした事件の数々を、
哲学を使って解き明かしていく哲学ライトミステリー。
著者の草野なつめさんは、現役の哲学研究者。
今、哲学の入門書には、名言集や人生論が多いけれど、
哲学とは、「哲学すること」=何かを問い続けること。
そのことを伝えたい! という想いで書いたというこの作品。
この本を読んできた読者の方々が、
作品への様々な思いや意見を携えてやってきます。
とはいえ、初対面でいきなり熱い思いをぶつけるのは難しいでしょう。
そこで、今回は読書会を盛り上げるため、こんな方たちに来ていただきました。
お笑い芸人のキッチンパークさんです。

(左=えみぴょん 右=瞳ちゃん)
どんな会でも楽しく盛り上げることができる、
どんな人たちとも楽しく一緒にイベントを作れる、
経験豊富なお姉さんたちが場を和ませてくれました。
えみぴょん「今回のために作品を舐め回すように読んできたので気合い十分です!」
瞳 「このイベントに命かけてます!」
なんとも心強いコメントです。
哲学にはあまり縁がないというお二人。
難しそうな作品で、はじめはしり込みしたとのこと。
ですが、この本はそんな人たちにこそ読んでほしい、
というのが編集部の想いということです。
キッチンパークのお二人は、
そしてイベントに来てくださった読者のみなさんは、
どんな感想を持っているのでしょうか?
いろいろな視点からいろいろな読み方がされるのが、読書会のおもしろさ
今回イベントに集まってくださったのは、
年齢も性別も職業も全く違う読者のみなさん。
学生さんも、自分で漫画や小説を書かれる方も、
中には編集者の方もいらっしゃいました。
みなさんの中でのただ一つの共通点は、
「この作品を読んでみたい」と言ってくださったこと。
もちろん、哲学に興味がある方、
ミステリーが好きな方、
本について人と話せる読書会が好きな方、
いろいろな理由で来てくださった方がいらっしゃいます。
そういった多様な人たちが、
様々な視点から『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい』を読み、
それぞれの目で物語を語ります。
それが、おもしろい。
いろいろな意見が飛び交えば、
沢山の問いかけ、哲学の契機が生まれそうです。
twitterで人に勧める
そして、発売前の本についておもしろい話をしたら、
人に話したくなる。
であれば、発売前だから話しちゃだめ! とはせずに、
どんどん人に勧めていただきましょう。
今回のイベントでは、twitterでハッシュタグを決め、
「#理子の哲学」として参加者の方につぶやいてもらいました。
ぜひ、twitterで「#理子の哲学」と検索してみてください!
さあ、次回はイベントの様子を詳しく紹介していきます。
お楽しみはこれからだ!
キッチンパーク twitterアカウント
えみぴょん @kitchen1214
瞳ちゃん @kitchen_0403
聖武(ひじり・たけし)/スラ太郎
競社と野球と美女が大好きで仕方がない、陽気なおじさん。
独身。元電気機器メーカー勤務。現在は自称“さすらいのエンタメおじさんライター”として活動している。熱狂的な声優ファンで、応援している声優さんのライブがある時は、いかなる手を使ってでも参加する。最近は、異世界での「スラ・太郎」という名前を名乗り執筆することが多い
twitterアカウント @hijiri_1224