発売前の気になるあの作品を読んでみよう

こんにちは! 皆さん! スラ・太郎です。

発売前の『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい ~東雲理子は哲学で謎を解き明かす~(著草野なつめ/KADOKAWA)』を読んで、
思ったことを話し合う! さらにtwitterで人にお勧めしちゃう!
というこの企画。

哲学を専攻している大学院生の東雲理子が、
大学院の教員である大道寺哲の助けを借りながら、
平凡な毎日のちょっとした事件の数々を、
哲学を使って解き明かしていく哲学ライトミステリー。

哲学研究者の著者さんが書いたこの作品は、
読者のみなさんにどのように読まれるのでしょうか?

前回は、この読書会の概要についてご紹介しました。
さあ今回は、取材したイベントの様子を詳しくレポートしちゃいます!

やる気満々のキッチンパークさん

今回MCとしてイベントを盛り上げてくれたのは、
芸人のキッチンパークさん。
気合い十分です。


瞳    「皆さん、楽しい会にしていきましょうね! 
      婚活っぽい感じでやっていきましょう」
えみぴょん「あら素敵! 」

哲学っぽい感じで行くのかと思いきや、
婚活っぽい感じ……?

いやいや、『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい』で、
主人公の理子が平凡な毎日のちょっとした事件を、
哲学を使って解き明かしていくように、
婚活みたいな日常の出来事も、
哲学的に考えることができるのです。
……っていうことか?

さて、気を取り直して、まずは担当編集者が、
本作の見所、編集で苦労した点などを話しました。


担当編集の並木さん(左)によると、
この作品を誰に届けるのか、
どうやって読者に届けるのかを考えるのが、
難しかったということです。

哲学×ミステリーというこの作品は、
知的なものごとに興味があり、もともとある程度本を読む、
少しインテリチックな人たちに届けたかったといいます。

そのために力を入れたのが、本のパッケージ。


たしかに、おしゃれな仕上がりで、
カフェで読んでいたら、知的でおしゃれでかっこいいです!

また、著者さんは哲学研究者の方で、
哲学的な知識を分かりやすくおもしろく伝えるのは得意中の得意ですが、
そこに加えてミステリーとしてのおもしろさを出すために、
試行錯誤したとのこと。

答えのない哲学と、答えは一つのミステリー。
どうやって組み合わされているのか、気になりますよね!


また、もう一人の担当・堤さん(右)は、
この作品を読んでもらいたい人に届けるためのイベントとして、
この読書会を企画したとのこと。

発売前に本を読んでもらう。
さらにそれをクチコミで人に勧めてもらう。
そうやって、この作品について多くの人に知ってもらいたい、
ということです。

そんな思いから、この、
発売前の本の読書会、という珍しいイベントが生まれたんですね。

『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい』の好きなエピソードは?

続いて本番、参加してくださった読者のみなさんが、
本について議論します。

まずは、好きなエピソードについて。
かなり様々な意見が出ましたが、その中のいくつかを紹介していきましょう。

第四講「バラは『なぜ』なしに咲く」が好きだという方は、
「人は、どんな物事にも、理由がないものにさえ、
『なぜ』を求めてしまうんだというところが、
すごくすとんと腹落ちしたし、哲学的だった」
とのこと。

第五講「うちのネコ、どこのネコ?」が好きだった方は、
「答えのない哲学的なことを問う講が多い中で、
 この講はしっかりと謎が解けていて、一番ミステリーっぽかった」
とのこと。

答えのない問いを問い続ける哲学と、
謎が解ける納得感がおもしろいミステリー。
この二つをどう融合させているかが、
本作の見所ですね。

「ミステリーの謎が解ける感じを、
もう少し味わえてもよかった」
というご意見もいただきました。
哲学とミステリーの融合、
この辺をどう見せていくかも、
おもしろいところです。


こんなエピソードがあったらいいな

さらに全員参加で、
「哲学×ミステリーなら、こんなエピソードが読みたい!」
という意見を出しあいました。

たとえば。

えみぴょん「やっぱり理子の恋愛は外せないよね」
瞳    「恋愛について哲学的なことを語ってみたいね」
えみぴょん「好きとは何か? みたいな事を哲学的に言ってほしいよね~」
瞳    「わかるわかる、どうしたら好きになるのか、恋愛って何か、みたいな」


というキッチンパークさんのやり取りに対して、
参加者のお一人から、以下のようなお言葉が。

「好きになった理由なんてない。っていう哲学的な感じではどうでしょう?」

えみぴょん「何それすごい! 明日からその言葉、私使うよ!」
瞳    「ずるい! 私もそれ使う!」

ここでも第四講「バラは『なぜ』なしに咲く」の、
「『なぜ』はない」という話が、活きていました。

さらに、主人公の理子を助ける大学院の教員・大道寺が、
BL(ボーイズラブ)が好き、という部分について、
もっと膨らませて知りたい! 読みたい! 
というご意見。

古代ギリシャでは、同性愛、少年愛が盛んで、
そのため古代ギリシャ哲学研究者の大道寺は、
BL漫画を読むのです。

おいマジか、と。
しかし本作の著者さんは哲学研究者。
こうなると著者さん自身がBL好きなのかも、
気になってきたり……。

「#理子の哲学」

イベントの間、読者のみなさんは、
ずっとスマートフォンを片手に握っていました。

そう、「#理子の哲学」というハッシュタグで、
twitterに思いのままに投稿するためです。

いろいな意見が実際に投稿されています!
ぜひぜひ検索してみてください!


さて、90分という読書会の時間は、あっという間に終わりました。
編集担当の堤さんは、今回の読書会に手応えを感じたようです。

本が発売される前に、読者の方々に本を読んでもらい、
クチコミで本の噂を広めてもらう。

こういった試みがどんどんなされていけば、
これからの出版界は明るいでしょう!(急に大きな話に。)

以上、
『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい ~東雲理子は哲学で謎を解き明かす~』を語ろうの会、
潜入報告でした!


『ミネルヴァの梟は飛び立ちたい ~東雲理子は哲学で謎を解き明かす~』(著:草野 なつめ/KADOKAWA)は、
好評発売中です!

ぜひ、今回の取材レポート読んで気になった方は、
チェックしてみてください!

お楽しみはこれからだ!



キッチンパーク twitterアカウント
えみぴょん @kitchen1214
瞳ちゃん @kitchen_0403

聖武(ひじり・たけし)/スラ太郎

競社と野球と美女が大好きで仕方がない、陽気なおじさん。
独身。元電気機器メーカー勤務。現在は自称“さすらいのエンタメおじさんライター”として活動している。熱狂的な声優ファンで、応援している声優さんのライブがある時は、いかなる手を使ってでも参加する。最近は、異世界での「スラ・太郎」という名前を名乗り執筆することが多い
twitterアカウント @hijiri_1224


ライター 聖武

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